ソーラーサーキット（SC工法）

通気断熱WB工法と似ている手法です。
やっぱり、こちらも同じように「夏は涼しくて冬は暖かい」を実現する革新的な工法。
そんな人気の新手法、ソーラーサーキット（SC工法）をご紹介します！

外断熱によって、気密性を確保！

断熱方法には外断熱と内断熱という2つの手法があります。

外断熱は、家の外側を断熱素材ですっぽりと覆ってしまう方法。対する内断熱というのは、壁の内部に断熱材を入れる方法。熱を閉じ込める力自体は外断熱のほうが高いことで知られています。

ただ、一般的な外断熱というのは家全体ではなく一部のみに留まっていることが多いようなんですね。例えば、天井や床は外断熱でも四方の壁は内断熱だったり、全体が外断熱かと思いきや床下の基礎部分だけ内断熱だったりすることが多いんです。

そこで、家全体を天井や床下に至るまですべて外断熱で包み込んだのが、このソーラーサーキット（SC工法）！寒い冬場には室内の暖かさを室内に閉じ込めて、絶対に逃がしません。

開閉できる弁が存在！夏と冬で家が様変わり！

ここはWB工法とそっくりですね。屋根部分に開閉できる弁があるので、暑いときには解放して通気性を確保・寒いときには密閉して保温という使い分けが可能なんです。

しかもSC工法の特色は、昼間と夜などの細かい温度変化にも対応して弁の開閉ができること！
時間帯によって温度が大きく変わる日や、暑い日と寒い日あ小刻みに連続する時期なんかにも使い勝手が良いわけです。

こう書くと、何だかとっても優れているように見えると思うんですが、残念ながらメリットだけではありません。デメリットも1つ存在します。

SC工法のデメリットそれは、
WB工法と違って、SC工法の弁開閉には電力を要するということ。

さらに、空気を循環させるための風力なんかも電気で確保する場合が多いため、エコとは言いがたいんですね。細かく調整可能な上にパワーもありますが、動力を使わないWB工法のほうが私は好きです。

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